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忌々しいとか汚らわしいとかそんな言葉じゃ全然足りない表しきれない癖に 他の1ナノグラムでもポジティブさが混じる表現じゃ途端に10万天文単位くらいの隔絶が生じる実体すなわち腐れ焼き海苔 眼鏡と下品な鉄面皮の裏ではシュブ=ニグラースみたいな触手が渦巻いていて 今にもお姉ちゃんを冒涜的に孕ませようとしてるに違いなかった 上半分のフレームはどうしたの? ザリガニにでも切られたの? ついでに脊椎もHB鉛筆よろしく寸断されればよかったのにね 和ちゃん 今日も今日とて私が露払う姫姉さまならぬ神姉さまの御幸に現れた腐海育ちの不届き眼鏡にも 「和ちゃんおはよー」なんて泣く子も働き盛りまで育ちそうな楽園の鐘の音を届けてあげるお姉ちゃんかわいいかわいいなのは当然として 私も続けておはようございます和さんなんて1ピコお姉ちゃんくらいのかわいさで挨拶すると 「ああ2人ともおはよう。今日は早いのね」なんて小便みたいな返礼頂きました ああ早かったよわかってるよわざとだよもちろんそれは お前に会わないためだろうが 風の噂じゃ私が沢庵をぶち廻したり 律澪だかレズ巫女だかの生爪剥いだり 梓ちゃんをごきにゃんから五臓六腑綺麗に撒いたにゃんに進化させてあげたりする世界もあるそうだけど それはそれそしてこれはこれ ここの私は畏れ多くもお姉ちゃんの御足下這いずる眼鏡ワームの凸レンズを凹レンズに変えるほど殴りつけた後 本体を粉々のさざれ石に変えるためにのみ存在するんだ でもお姉ちゃんの前ではニコニコいい子 お前みたいなサナダムシ野郎が細切れ肉になるところなんて自分だって見たくない 略してオサナナジミが灰燼に帰すところをお姉ちゃんに見せるだなんて0.1秒でコキュートス逝きものの大罪だった 汚物の中身はもちろん汚物の二乗 お姉ちゃん以外の者は総じてミカヅキモ並に下らないけどこいつは別格っていうかカナダ産大脳分裂の千兆倍はグロテスクで そんな有害物質なんか穢れを見ると失明しちゃうキレイキレイな天使のお姉ちゃんアイの前でブチ撒くわけにはいかないから 狙うは放課後 震えて眠れ生徒会長 今日も授業はあくびに蝿が止まるほど退屈で退屈で 退屈すぎてお姉ちゃんを讃える詩が第2391章第9節までできちゃったけどやっと放課後 掃除当番っていうか掃除されるべきはお前らって感じのドロイド共がクワイ=ガンとダース・モールみたいに箒で遊んでたから こっちは抵抗無意味の一人ボーグの大兵力でドローンにしてやろうかと思っていると ごきなんとかにゃんが聞いてもないのに「急がないと部活遅れちゃう」とかほざいてきたから 後ろから触角掴んで階段上まで鉄人室伏(父) 泡吹いてないで急げよ昆虫 お姉ちゃんを待たせるな でも今日の相手は節足動物じゃなくむしろ天日干しの海藻だった 節操も温暖化への懸念もなくお姉ちゃんの苦手なクーラーガンガンの生徒会室へナムコスターズ1番ピノ級の猛ダッシュ 途中で純チャン崩れのメンピンイーペーツモドラドラちゃんを跳ね飛ばしたけど崩れても跳ね満だからガン無視 コンコンノックしてもしもし憂です和さんいますか? ノック2回は便所の在室確認 「いるわよ? 入って」 怪奇 排泄物が返事をした 小さな頃からいつも姉が泣いていりゃ私はすぐに飛んでって家まで連れてって麗しのyeah yeah yeah姉妹愛だけどオマエはその時何してた カカシかカオナシみたく突っ立って「あーういちゃーん ゆいちゃん泣いちゃったー」とかのたまう眼鏡無しロリ眼鏡 オマエのその小汚い袖掴んで泣いてるお姉ちゃんかわいいのこと少しくらいは慰めろよ 転んだのかなんなのか知らないけど傷の消毒とかしろよ ああ? 舐めた? ああああああああ????? ――――あの時は小さかったから腹パン顔パンでこっちの拳が砕けて見逃してやったけど今日は違う 人生は上々どころかお姉ちゃんさえいれば天元突破で補完されてアイキャンフライ だが眼鏡 貴様に今日を生きる資格は無い 伯爵令嬢もびっくりの優雅な仕草でドアと鍵を閉めて目をやれば 眼鏡をかけたカーノファージみたいな顔がこちらを向いた 長机に積まれているのはお姉ちゃんを想って溢れた私の何かを拭き取ったチリ紙レベルの価値も無い紙束 忙しいとこすみませんけど今すぐ多元宇宙の塵になれ 縮地よろしく間合いを詰めたら眼鏡ごと頭蓋潰す勢いの右ストレートでもんどりうって部屋の片隅に吹っ飛ぶ ゴシャッとゴミが潰れる音 決まった 妹の怒り 全ての眼鏡を破壊する それらは再生できない シンプルこそが美しい だというのにヨタヨタフラフラ立ち上がってくるその生き汚さはまるでゴキブリだけどそのあだ名には先約があるから却下 まあ勉強ゾンビでいいや せっかくゴミ箱にブチ込んだんだからおとなしく火曜の朝にでも収集されればいいのに つかつか歩み寄って短い髪引っ掴んで仰向けに転がして馬乗りなって 膝で両腕殺せば身動き一つできない雁字搦めのトータリィワイヤード トトットータリィワイヤードキャンチュシーってザ・フォール口ずさみながら私の左拳も鼻頭目がけてフリーフォール 本気の下段突き入れる奴なんて空手家は見たこと無いかもしれないけど私は見た ていうか私だ 才なく心なくお姉ちゃんを弄んだ愚物 ふさわしい惨めさで鼻血散らせ 一撃で3度は死ねる左の後も王大人死亡確認する前に追撃追撃右左右左右右左 殺すんじゃなくて粉々にするのが夢だったの~って気持ち悪い漬物の口調を真似ながらまた右左 とどめに全体重を掛けた右ヒザをブリッジが鼻柱叩き折って後頭部どころか床まで貫けってくらいに叩き込む 決まり手は馬乗りタイガーキックこれにて王大人ようやく死亡確認 勝者ジョー東及びサガット 否、正義と書いてお姉ちゃんが勝った 両の拳にこびりつきまとう見た目だけ赤いけど本質において緑か青色の血を軽く振り払ってドアへ向かってスキップ 亜光速で家に帰ってバベルより高くて神にも崩せないお姉ちゃんかわいいタワーディナーコースを作らなきゃぞぞぞ 何? 後ろにネフェルピトーばりの禍々しいオーラを感じて振り返れば立ち上がった死に損ないが泣く子もドン引きするおぞましき高笑い さすがはゾンビ どこから見たって生きている やはり王大人か いいよ今度はフレーム一つ残らず灰にしてやんよって飛び掛ったのはいいけどやっぱり感情が先行したテレフォンパンチは着信拒否で 代わりに屈辱的なまでに冷静なボディーブローが一発とさっきのお礼とばかりに鼻っ柱に黄金の左も頂いてピヨピヨ やばいこれ以上貰ったらあの世逝きだけどあの世は神の国で要するにそれはお姉ちゃんの国だからなんだ天国ってこの世のことだったんだ なんて当たり前の真理に気付いた自分におめでとうおめっとさんめでたいなぁクエックエッ!してる間に意識が戻る 何故攻撃してこない眼鏡野郎貴様私に情けをかけやがったのかと思ったら違った 眼鏡は眼鏡でなくなっていた 破損パーツをパージしました 上等だよ和ちゃん面白いよ和ちゃんエイリアンの出産風景より穢らわしいよ和ちゃん和ちゃん ひしゃげたペルソナ(眼鏡)放っぽり出してようやくやる気になったって さっきの馬乗りバルカンパンチが効いていないはずはなくて隠していても膝が笑ってる 悔しいけど私だってさっきから頭の中はお姉ちゃん似の天使がくるくる回っていてそれはいつものことだけどまあ朦朧としている 次がお互い最後の一発 可愛い姉のため異物に慈悲のジェノサイドハート 可姉異慈(カーネイジ) 貴様に送るノーフューチャー 具体的には死ね 真剣勝負は技量に関わらず互いの童貞が散るからいいものらしいけど 私は女でオマエはたぶんかろうじてメスだから今回散るのはオマエの脳味噌だけで十分だ 根本的な勘違いの予感を無視してカウンター狙い眼鏡(眼鏡無し)の先の先の千乗くらい先を行く熱血くにおくん顔負け火の玉スパイク 能面花火打ち上げまで0.1秒 光になれえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!! ガシィィィッ!!! あれれ? おおきな半円がついたり消えたりしている…… あははおおきい……沢庵かな ちがう ちがうなあ 沢庵はもっとバーッて動くもんな…… いや動かねえよ 案の定それは私たちの死線に割って入った紬さんで 私の右拳と発動していたカウンターの左拳を掴んで空中に釘付けた いつも通り気持ち悪くウフフフフフフ 邪魔すんなとばかりにおたふく仮面に叩き込んだ左フックがメガヒットしてもまたアラアラウフフ 沢庵がその手を離すと螺子の切れた薔薇乙女みたいに私たちはその場で崩れた 本日のまとめ 沢庵はすごく堅い 百合の匂いを嗅ぎ付けて来てみれば殺し愛とは流石と言うより他無いわね とかなんとか小学生が読むドグラ・マグラより意味不明なことを言って部屋を去る 鍵はいつ開けたんだ貴様 密室ブチ壊した人類最強の糠漬けに茫然とする私の後ろですっかりもとの形に戻った形状記憶T-1000眼鏡をかけて 和ちゃんがすっと立ち上がっていた 「……帰りましょうか」 沢庵の塩気に毒気を吸われた私は黙って頷いた 二人ぼっちの帰り道 和ちゃんが気まずそうに口を開いた 「それで、今日はどうして怒ってたの?」 …… 「黙ってたってわからないでしょう……」 ……だって だってだって! だってだってだってだってだって!!! 「だって和ちゃんがお姉ちゃんのイチゴ食べちゃったんだもん!」 「……え?」 え? 「いつの話よ!?」 は? 「もうとっくに反省して唯には謝ったわ。 はあ……そんなことで命がけのクロスカウンターさせられただなんて……」 ああ? そんな、こと、だあ……? だけど私の小宇宙はもう燃え上がらなくて 「でもまあ……そうね」 目の前にいるのはただの優しくて綺麗でちょっぴりお茶目な幼馴染みの和ちゃんであって 「悪かったわ、イチゴ食べちゃってごめんなさい」 それは最初からわかっていたけれどちょっとだけ悪口言ったり小突いてみたくなったりしただけで 「唯と憂は何でも半分こで二倍だもの、憂にも謝らなきゃいけなかったわね」 「和ちゃ~ん!!」 一も無く二も無く抱きついた 「ちょっと! 唯みたいなことしないの!」 「えへへ~半分こだもーん」 ほんとは大好き和ちゃん とっても大好き和ちゃん たまにちょっとだけケンカもするけど 素敵なもう一人のお姉ちゃん 今日はまだまだプロローグ 明日もずーっとよろしくね おしまい 戻る
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にゃんにゃんぼう 基本性能 攻撃力 → ブースト 属性 補正 斬れ味ゲージ 会心率 スロット 130 → 145 麻 30 - 通常 llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 0% --- 斬れ味レベル+1 llllllllllllllllllllllllllllllllllllllll 作成費用 ブースト費用 使用武具玉 作成可能ランク 等級 25000z 5000z 上武具玉 x 2 HR5 RARE-4 特徴 にゃんにゃんぼうは、ねこ?ぱんちの最終派生だニャ オトモチケットと肉球のスタンプ、それとラングロトラのゲロ袋で作れるニャ メラルーたちが使う武器とおんなじニャ 盾にはネコのお顔が描かかれていて、とってもプリティーだニャ にゃんにゃんぼうは攻撃力に乏しいニャ ブーストしてもチュクチュクにすら勝てないニャ でもその代わりにモンスターを痺れさせることができるニャ! 麻痺中のモンスターに与えるダメージは全て1.1倍になるって知ってたかニャ? にゃんにゃんぼうを担ぐと、ハンターの声もにゃんにゃんボイスになるんだニャ♪ 女の子ハンターはもちろん、男の子ハンターでもぜひ え?セクトドスベルデ? ……ちょっと用事を思い出したニャ、また今度ニャ 派生 ◇ねこ?ぱんち 生産費用 2880z 素材:オトモチケット*1 肉球のスタンプ*2 ライトクリスタル*1 端材 木の端材*2 鉱石の端材*1 ↓ ◇ねこ?ぱんち改 強化費用 2940z 素材:オトモチケット*1 小タル*1 勇気の証*1 端材 木の上端材*2 鉱石の上端材*1 ↓ ◆にゃんにゃんぼう-強化費用 25000z 素材:オトモチケット*5 肉球のスタンプ*5 強力麻痺袋*3 端材 なし 戻る 可哀相だからほっといてやれよ -- (名無しさん) 2011-09-21 14 44 09 サポート主体の装備にしとけば、けっこう歓迎されるぞ ひたすらぶん回しているだけじゃあ、ボウガンに劣るかもしれんが …なんて話を修正してみるテスト -- (名無しさん) 2011-09-25 08 45 52 つ心眼 セクトドスベルデなんて目じゃないぜ! -- (名無しさん) 2011-10-08 15 05 19 心眼+罠師+状態異常強化+2を付けて罠を持てるだけ持てばネタじゃ済まないサポート要員になれる。 もともと状態異常片手は状態異常にすることが大事なんだから攻撃力なんか気にしない。 悪いのはにゃんにゃんぼうじゃなくて攻撃役として機能しなきゃいけない状況でにゃんにゃん担いじゃうハンターの方。 -- (名無しさん) 2011-10-21 10 01 51 完全ネタ装備でしょ。PTプレイでこれ担いで必死こいて麻痺狙っている人見るとシラける。ライトかみがしまなら即効で間髪入れずに2麻痺2スタン 睡眠とコンボ取れるし、同時に頭の部位破壊もこなせる。ヘビィの凶刻だって即効麻痺らせてなおかつ攻撃要員としても十分。 ネタ装備部屋に入り、なおかつライトとヘビィ使いがいないことを確認してから使用したほうがいいよ。 -- (名無しさん) 2012-03-17 14 55 50 片手使いがネタとして運用するのは分かるが そうでもなさそうな奴が真剣に担いでくるからなー… 片手=「低火力&手数で状態異常狙うのが一番」だと思ってるんだろうなどうせ -- (名無しさん) 2012-03-17 19 22 22 それを上手く使うのが俺たちだろ兄弟? -- (名無しさん) 2012-04-07 12 15 26 dosではテオを5~6回麻痺らせることも可能だったため猛威を振るっていたが、今作ではモンスが柔らかいことと、耐性上昇があるためすこぶる微妙。片手にかぎらず近接麻痺が全般的にネタと化している -- (名無しさん) 2012-04-29 08 31 35 まあどう見てもネタ武器だけど別に担いでくるから地雷ってのもなぁー 効率部屋でガチ狩りしてるわけでもなけりゃ別に担いできてもらっても構わんが… △連打でフッ飛ばしまくりの迷惑野郎でも無い限りサポートになるのも事実だし そりゃ効率求めりゃボウガン使えでFAだが別にみんながみんな効率求めてるわけじゃないしな -- (名無しさん) 2012-06-09 05 24 31 仮に片手剣4人で適当に狩るとすれば 全員アルスタより一人にゃんにゃんぼうの方が大抵早く狩れると思うのよ -- (名無しさん) 2012-08-30 23 17 09 名前 コメント すべてのコメントを見る
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大谷菜美ちゃんに送ったメール6(おおたになみちゃんにおくっためーる、ろく) だって俺だけ仲間外れみたいで嫌だもん・・・。 ○○○○○○○○だって俺は知らなかった・・・。 なんも知らないし何も教えてくれないんだよ・・・。 これじゃ前に進めないじゃん。 だから良かったら教えてくれよ。 好きだよ・・・。 なんだかんだ言って好きだよ。 だからこそ知っときたいんだよ・・・。 真実って奴を・・・。 電話じゃなきゃ・・・・・・・・・駄目・・・・・? ○○○○にってか、誰にも内緒に決まってるじゃん・・・。 絶対誰にも言わないよ。 受信メールも俺の頭の中に記憶したら消すつもり。 万が一誰にも見られないようにね。 いや、それぐらいしないとさ・・・。 聞かせて貰う立場の身としてはね・・・。 そーなんだね・・・。 お互いの思いが違うようにって、 ○○○○は愛を求め過ぎて縛り過ぎたって感じかな・・・。 で、○○がそれに応えられなかったて感じ・・・。? 感情移入し過ぎて、切ないな。 SENSE用語辞典
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320 名前:虎とあきちゃん ◆x/Dvsm4nBI [sage] 投稿日:2007/06/26(火) 10 30 23 ID A2MNZGBu その日の放課後の屋上───待っていたのは長い黒髪を後ろに縛った、俺と 同じくらいの身長の目付きの少しきつい隣のクラスの───男だった。あれ? 「こんにちは。青野虎之助君。」 奴は男にしては高い声で俺のほうを向いた。まてまてっ!なんで俺の名前をっ!! 俺は榛原さんに手紙を渡したはずじゃっ!!!下手すればこのままアッーーな関係に? 俺様一生の不覚。 「君のことはよく知ってるよ。昨日榛原さんに相談されたからね。」 彼の表情は読めない……。何考えてるんだ。てかなんで榛原さんと仲いいんだ? やつは、男の俺に呼ばれたことがわかっていてもそれほど不機嫌なふうもなく淡々としている。 確か剣とかいったか…。こいつの名前。美形で女に人気のあるやつだ。 馬鹿姉め。どうせなら今日乱入しろよっ!! 「まさか、話してもいないのに一目で僕のことを見抜くなんて…。」 はっ?何いってんだこいつ。 「僕が女だって……どうしてわかったんだ?」 えーっと。ちょっとまて。整理しよう。俺は朝、榛原さんに渡すつもりで下駄箱に 手紙を入れた。だけど、間違えた場所に入れてしまった。そいつは男のはずだったが 偶然にも男装した女だった………なってこった。何か言わないと!!! 「わかるに決まってるだろ。どこからどう見ても可愛い女の子にしかみえん。」 俺はニヒルに笑って……あれ、これまずくないか? なんか剣さん赤くなってますよ? 「嬉しいことを言ってくれるな。親の都合で男として暮らしていたから…そんなこと 言ってもらえる日が来るなんて思っても見なかった。」 嬉しそうに笑う剣さん。だけど…俺は…。 321 名前:虎とあきちゃん ◆x/Dvsm4nBI [sage] 投稿日:2007/06/26(火) 10 31 14 ID A2MNZGBu 「剣さん…ごめんな。その手紙、榛原さんに宛てたものなんだ。昨日、姉と一緒にいて 告白されたのに誤解されてしまって。君のことわかってたのは本当だけど、下駄箱を 間違えてしまったみたいだ。可愛いっていったのは嘘じゃない。ほら、俺、女見る目は 厳しいんだ。姉があんなのだから。」 大嘘をつく俺。完璧だまされてました。はい。だけど嘘ってときには必要だよね? 「気にするな。なんとなくそうだろうとは思っていた。だが、僕も君に惚れたようだ。 これからは榛原もライバルだな。彼女には悪いが…。手紙は僕から彼女に渡しておこう。」 ちょ、おまおま…何がどうなってんだっ! どうやら、俺の学園生活には暗雲が立ち込めているようだ。そして、いつの間にやら 姉が屋上に来ていた。俺と剣さんは突然現れた美女のほうを向いた。 「あれ…あのお手紙、男の子に渡したの~?」 なんでこんなとこに駄目姉が…手紙? 「おい、亜紀姉。ちょっとまて…なんで手紙のこと知ってるんだ。」 「それはね~。虎ちゃん寝てるときに読んじゃった。おねーちゃんにもあんな熱い 手紙書いて欲しいなあ。そしたらすぐにOKだしちゃうのに。」 こいつにはプライバシーという言葉が存在しないのかっ! 「だって、虎ちゃん心配だもん。あーんな、格好いいお手紙を男の子に渡すなんて… やっぱり、正しい道をお姉ちゃんが教えてあげないとね。そんな、男同士の禁断の 関係なんて………どっちが攻め?どっちが受け?きゃーきゃーきゃー♪」 「いや、亜紀姉…その道も絶対間違ってるから…。てか、俺はホモじゃねえ!」 完全放置状態の剣さんはそんな俺たちの様子を見ながらくすくすと笑っていた。 322 名前:虎とあきちゃん ◆x/Dvsm4nBI [sage] 投稿日:2007/06/26(火) 10 32 08 ID A2MNZGBu 「いや、失礼。私は剣薫です…青野亜紀さんですね。お噂どおり美しい。これから、 私は正式に虎之助君とお付き合いさせていただこうと思っています。よろしくお願いします。」 丁寧に姉に礼をする剣さん…って…俺の意思は!? 「あらあら、虎ちゃんの姉の亜紀です。だけど、だめよー?虎ちゃんは私のお婿さんの 道しか決まってないんだからねー。」 「んなわけあるかあぁぁぁぁ!」 こんな駄目姉の婿なんかになった日には二十代で禿げるわ。俺を放置して見詰め合う 姉と剣さん。おおバックにオーラが見える…。 剣さんの後ろには竜。亜紀姉の後ろには太ったぶち猫… 「あうぅぅぅぅ…」 「…………」 あ、喰われた。 「いやああああ~この人怖いよぉ………虎ちゃん~~~~!!!」 そして泣きながら正面から抱きつく姉。理性を溶かすフェロモンを全快にした女の感触と匂いが 俺を侵食する。全身全霊を使ってなんとか俺は引き離した。 「やりますね…。だけど僕は負けません。今日のところはさよならです。マイラバー虎之助君。」 男装少女、剣薫は大げさな身振りを入れて去っていった。どうして俺の周りには変な奴 ばっかり集まるんだろうか。春は遠い。 323 名前:虎とあきちゃん ◆x/Dvsm4nBI [sage] 投稿日:2007/06/26(火) 10 33 07 ID A2MNZGBu その夜、一日の疲れを癒すべく俺は風呂に入っていた。この時間は家事と勉強と姉の世話に 追われる俺にとって数少ない安らぎの時間だ。俺は湯船につかりながらささやかな幸せに 浸っていた。 「ふぃ~~~今日も大変だったなぁ。」 「だよね~~~びっくりだよね。」 「まさか、あんなことになるなんてなあ……っておい!」 風呂の入り口にはバスタオル一枚で身体を隠した駄目姉がいた。 「今は入浴中だっ!帰れ!!」 「だめよ~。ちゃんと虎ちゃんに正しい道に戻ってもらわないといけないんだから。」 「はあ?」 「いくら恋人が出来ないからって男の子に告白しなくてもいいじゃない。」 俺の制止も聞かず、狭い風呂に強引に入ってくる。柔らかいからだがいっぱいあたって …ちょ、まずいことに… 俺は大事な部分が過敏にならないうちに脱出しようとしたが姉に腕を掴まれた。 う、動けない…なんて強さだ。 「それでなんで亜紀姉は俺の風呂に乱入することになるんだ。」 「正しい道に戻すには弟とは一緒にお風呂はいるべきなんだよ?お姉ちゃん天才っ!?」 「わけわからん……。」 俺は何もかも諦めて脱力し、メリハリの利いた姉の肢体をみないようにしながら 身体を洗ってとっとと風呂を上がろうと心に決めた。が、 「あ、お姉ちゃんが虎ちゃんのお背中流してあげるね。嬉しいな~こんなの子供の頃以来だね。」 と、姉は追いかけてきた。もう抵抗しても無駄なのはいつものことなので悟りを 開こうとしていたのだが…背中に当たるむにゅんという犯罪的に柔らかい感触が 俺を悟りの極みから呼び戻した。 324 名前:虎とあきちゃん ◆x/Dvsm4nBI [sage] 投稿日:2007/06/26(火) 10 34 24 ID A2MNZGBu 「ちょ!亜紀姉!!なにしてだあああ!」 「えっとぉ。正しいお背中の流し方…………なんだって。えへへ。恥ずかしいね。」 鏡を見ると……バスタオルもつけていない裸の姉が身体に泡をぬりつけて、俺の 身体に擦り付けていた……思わず噛んじまった。姉は幸せな顔で俺に身体をすりすりしている。 「俺が恥ずかしいわっ!亜紀姉、やめろ~っこれはだめNG!」 「えええ。折角お姉ちゃん頑張ってるのに~~気持ちよくないの?」 ええ、そりゃスタイル抜群で絶世の美人な姉にこんなことされるのは気持ちいい…だが! 人の道は確実に踏み外しているはずだ。 「ほら、お、俺達は姉弟だろうが。こういうのはだめだ!」 「姉弟とか関係ないよ虎ちゃん。男の子好きの虎ちゃんを女の子好きに戻すほうが大事なんだから。 あれ………虎ちゃんのおちんちん………子供の頃と随分違うね。上向いてるよ?」 ま、まずい……駄目だ駄目だと思っていたが、意味不明なくらい駄目だ。逃げよう、 何が何でも逃げようっ。これ以上の羞恥プレイはたえられん。 「えいっ!うわ、硬い~~それに熱くてどくどくいってるよ~。」 逃げる前に、姉のしなやかで細い指先は、俺の息子を完全に拘束していた。背中から 両手を回しているために胸は完全に押し付けられ、逃れられない反則的な快感を俺に与える。 蒸気に曇った欲室内は徐々にピンク色に空気が篭っていっている錯覚に陥らせた。 「亜紀姉………俺、本当に怒るぞ?」 「うう、虎ちゃん怖い……ねー。酷いよねー。」 泣きそうな声で俺の息子に語りかける馬鹿姉…って!!上下に動かすなっ! 「あれ?なんか出てきた…。お湯じゃないよね。もっともっとしてみよ…」 「うわああぁ馬鹿姉!!亜紀姉っ!!やめやめっ!!!」 片手で俺を抱きしめ、あいた手で姉は俺のあそこを可愛がり始めた。柔らかい感触 だけでなく、姉の熱い吐息が無意識なのか俺の敏感な首元にかかった。 「うああぁぁ…やばい、やばいって亜紀姉…だめだ…くううう!!」 「うわあ、白いのがすっごいいっぱい……ああっこれがもしかして…。へえ~こんな風に なってるんだね。虎ちゃん…。気持ちよかった?ねえ気持ちよかった?」 「…………」 俺は遊び半分で強制的にいかされたショックと、それを姉にされたことの二重のショックで 打ちひしがれた。姉は…それを舐めたり匂いを嗅いだりして好奇心を満たしていた。 325 名前:虎とあきちゃん ◆x/Dvsm4nBI [sage] 投稿日:2007/06/26(火) 10 35 33 ID A2MNZGBu 「うう~~ごめんなさいいい、ね、虎ちゃん、怒らないで~」 風呂から上がった俺は自分の部屋で駄目姉を正座させていた。見た目だけは美しい姉は 俺を涙目で上目遣いしている。 「あんなことはしちゃだめだ。第一男女七歳にしてといってだな。一緒に寝るのも駄目なのに 裸であんなことしたら駄目なんだ。」 「でもでも~男の子好きになるくらいならお姉ちゃんがって思ったんだもん。虎ちゃんの ためなんだよ~?」 この姉は本気だろう…だから、いつもあんまり強くはいえないのだが…。 「俺はちゃんと女の子が好きなの。それに剣は女らしいから大丈夫だ!」 「そうなんだ…ああ、でも愛する虎ちゃんが剣さんと仲良くなっちゃうのも困るなあ。」 「いい加減俺も彼女いない暦=年齢を卒業させてくれ。亜紀姉。」 俺はため息をついた。そんな俺に姉は名案とばかりに手を叩いた。 「じゃ、お姉ちゃんが恋人になってあげる!!そしたら、卒業だよ。ないすあいであー!!」 「アホか。」 あほなことをいう姉を一旦放置し、飲み物を用意するために部屋を出た。姉の宿題を 見てやんないとだめだしな。そして暫くして戻ると… 「虎ちゃん虎ちゃん虎ちゃん~~~~っ!」 姉が俺のベッドの上で虎のぬいぐるみを抱きかかえ、転げまわっていた。俺は問答無用で 布団から引き剥がしてベッドから亜紀姉を叩き落し、軽く蹴りを入れた。 「いやん、虎ちゃん大胆…ああああ、嘘嘘。将軍様助けてー暴力反対よ~」 そして、黙ってお茶菓子を出して自分の宿題を片付けさせた。 ちなみにこの日は……すっきりしたせいかよく眠れた。畜生。
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戻る いい… -- (名無しさん) 2011-10-02 21 07 45 ふむ…… もっと後半が欲しいな -- (名無しさん) 2011-10-02 21 30 03 よいではないか…… -- (名無しさん) 2011-10-02 22 34 20 確かに後半が短すぎますね。僕としては、憂が唯に変態行為を自覚させ、謝罪を要求し、その上での仲直り、という展開を希望します。 -- (名無しさん) 2011-10-02 23 01 25 唯と憂、どちらが真実なのか、わからなくなった。ただこれから二人が熱いキスをすることだけは真実らしいな。 -- (名無しさん) 2011-10-03 02 23 35 ゴクリ… -- (名無しさん) 2011-10-03 02 33 12 おぉ…続きが気になる終わり方だが嫌いじゃない -- (名無しさん) 2011-10-03 02 43 53 面白いじゃないか。良いぞ。 -- (通りすがり) 2011-10-03 17 41 09 梓じゃないのか…はぁ〜… -- (名無しさん) 2011-10-03 19 41 19 恋する妹はせつなくてお姉ちゃんを想うとすぐHしちゃうの いろいろエッチな妄想しちゃう憂ちゃん可愛いわあ -- (名無しさん) 2011-10-03 19 49 40 唯と憂どちらの言い分が真実なのか。 気になる終わり方したなぁ……。 -- (ごはんはおかず) 2011-10-03 19 55 52 お姉ちゃんがケーキを買ってきたから一緒に食べようと言うので、私が一口もらうと、 私が使ったフォークを、それはそれは丹念になめつくすのです。 唯変態じゃね -- (名無しさん) 2011-10-04 01 53 18 ↓クリーム舐めてただけ、という可能性は否定できないぞ -- (名無しさん) 2011-10-04 02 48 46 確かに続きが気になるけどいいな -- (名無しさん) 2011-11-07 16 18 26 これは憂が怪しいなぁまあこのすぐ後に解決するんだけど -- (名無しさん) 2020-01-30 00 33 17 しっかり者のお姉ちゃんと思っている辺り憂視点はちょっとズレた考えとなっていますよというヒント出てるやん -- (名無しさん) 2021-05-22 10 56 38
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ふくももちゃん 携帯画像 都道府県 東京都 肩書き イオン銀行公式SNSキャラクター 公式サイト https //www.aeonbank.co.jp/other_service/20171114_fukumomo.html 解説 幸福を呼ぶシンボルであり、金運を上げる縁起物としても知られているふくろう。かわいいももいろのふくろうの女の子。小さいながらお金についてあれこれ勉強中。将来は森の仲間たちに頼られるファイナンシャルプランナーになるのが夢。 攻略難易度 ★★★中。イオン銀行のイベントにて。 名刺の有無 ? 狙い目イベント イベント情報
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いつも遊びに来てくれてありがとー!! このページの閲覧権限はゆみちゃんファンの貴方だけの特典だよ♪♪ ここから飛べるよ!! ゆみちゃんisゆみちゃん
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もいっこ姉ネタ あねの はやりが しょうぶを しかけてきた! はやり「京くん、朝だゾ☆」 はやりの のしかかり! 京太郎「ぐぇっ」 京太郎「姉ちゃん暑い、苦しい」 はやり「京くんが起きるまで続けるよっ☆」 京太郎「とにかく重いから離れて」 はやり「お、重くないよ!」 京太郎「いいからさっさと退いてくれよ」 はやり「そんな失礼なことを言う弟にはこうするんだから!」 はやりの からみつく こうげき! 京太郎「脚、脚が当たってるって!」 きゅうしょに あたった! はやり「へぇ、京くんお姉ちゃんにドキがムネムネしてるんだね」 京太郎「してないから、生理現象だからこれ」 はやり「京くんの好きな人、原村和ちゃんだっけ?お姉ちゃんとそっくりだよね?」 京太郎「似ても似つかないんだけど」 はやり「えー、だってツインテールでー、おっぱい大きくてー、麻雀上手でー、ご飯もおいしくてー」 京太郎「前三つは良いとして最後は違うだろ」 はやり「ご飯もおいしくてー」 京太郎「ハンバーグにゼラチン入れたくせに何言ってんだ」 はやり「」 はやり「話は戻るけど、京くんはどうしてそんなに和ちゃんのことが好きなのかな?お姉ちゃんだけじゃ物足りない?」 京太郎「おい俺が姉ちゃんに手出してるみたいに聞こえるからやめろ」 はやり「でもでも、和ちゃんでいいなら私でもいいと思うんだよね」 京太郎「姉ちゃんには奥ゆかしさが無いからな、そこが違うんだよ」 はやり「奥ゆかしさ……裸エプロンとか?」 京太郎「どこがだよ、奥ゆかしい要素皆無じゃねえか」 京太郎「ま、姉ちゃんに奥ゆかしさが理解できるわけないからな」 はやり「残念でしたー奥ゆかしさより積極性ってお母さんが言ってましたー、ベロベロバー」 京太郎「そんなことやってるから三十路になっても嫁の貰い手がいないんだよ……」 はやり「まだ28歳だよ!アラサーだから!」 京太郎「もう28歳だろ、早く嫁に行けよ」 はやり「……………………」 はやり「忘れてた!メロン送られてきたから京くん切ってきてよ!」 京太郎「自分で切れるだろ……」 はやり「お姉ちゃん箸より重いものは持てないから☆」 京太郎「誰かどうにかしてくださいよこのダメ人間」 はやり「これってどう思う?」 健夜「誰か家にいるとついつい頼っちゃうよね、でも弟君若いから羨ましいかも」 健夜「こっちは小うるさいお母さんだし……」 はやり「お母さんだと少し悪い気がするよね」 健夜「そうそう、この前だって――」 京太郎(姉ちゃん財布忘れてったのに大丈夫なのかよ)タッタッ 健夜母(健夜ちゃん、財布忘れていったのに大丈夫かしら)タッタッ 健夜「それでこの前もお母さんにメロン切ってもらって、おいしかったー」 はやり「私も京くんにメロン切ってもらったよ、おいしかったなー」 健夜「そうそう、そういえばこの前朝起きたらお母さん出かけてるみたいで朝ごはんも昼ごはんも無かったんだよね、酷いと思わない?」 はやり「あるある、ホント酷いよね」 アハハー マジデ? デジマ? マジデジマ? 京太郎「お互い苦労しますね」 健夜母「そちらこそ」 二人「「…………はぁ」」 カン!
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890 名前: NPCさん 2006/12/05(火) 00 24 03 ID ??? 飛行機恐怖症の人が、どうしても飛行機に乗らなければならなくなった。 「飛行機がテロで爆破される確率はどのくらいなんでしょうか?」 専門家は答えた「1万分の1以下です」 「……別々の人間によって爆弾が2つしかけられる可能性は?」 「それこそ、1兆分の1以下ですよ」 以来、彼は嬉々として荷物に爆弾を忍ばせるようになった。 880を見て、なんとなく思い出したジョーク。 893 名前: NPCさん 2006/12/05(火) 00 27 29 ID ??? Q:始めてのコンベンションで困ったちゃんに遭う確率は? A:150%。最低一人には遭遇する確率が100%、そのうち50%が二人目に出会う。 895 名前: NPCさん 2006/12/05(火) 00 29 35 ID ??? 890 卓ゲ風に改変するとこんな感じか? 困ったちゃん恐怖症の人が、どうしても始めてのコンベンションにいかなければならなくなった。 「コンベンションで困ったちゃんに出会う確率はどのくらいなんでしょうか?」 専門家は答えた「10分の1以下です」 「……コンベンションで二人以上の困ったちゃんに出会う可能性は?」 「それこそ、1000分の1以下ですよ」 以来、彼は嬉々として困ったちゃんなった。 スレ119
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その日の夜、さっそく千聖から電話があった。 「明後日、レッスンが終わってからはどうかしら。次の日はCDイベントの打ち合わせがあるから、私の家から一緒に行けるわ。」 家族みんなが集まっているみたいで、電話の向こう側からテレビの音が聞こえてくる。大きい声で何か言い合ってるのは、弟くんとあっすーかな? やっぱり千聖の家って面白そう。すごくわくわくしてきた。 「あぁっ!ちょっと、ダメよ!そのイチゴはお姉ちゃんが食べるの。ダメだったら!返してちょうだい」 私と電話しながら、千聖もちょっかいを出されたらしい。デザートに、大好きなショートケーキでも食べてたのかな。 お嬢様言葉のまま、バタバタと走り回る音が聞こえる。 「ああ・・・ごめんなさい、愛理?」 「ケッケッケ、にぎやかだねー。じゃあ明後日にお邪魔するね。」 「ええ、それじゃ・・・あ、ちょっと待って。母が、愛理のお母様とお話ししたいって。」 「ほーい。」 私はリビングにいたお母さんにケータイを持って行った。あらあらとかまあまあとか言いながら、お母さんは受話器の向こうの千聖のママにぺこぺことお辞儀して何やら話し始めた。 私が千聖の家に泊まりに行くと言った時は、何だかすごく驚かれてしまった。そんなに仲がいい印象がなかったらしい。 確かに、インドアな私とアウトドアな千聖では遊びが合わないと思われるのは仕方がない。実際、前は私たち自身もお互いそう決め付けていたところはあったと思う。 心が通い合うようになったのは、千聖が頭打ってお嬢様になる少し前ぐらいだった。 千聖は私の考えてることが難しすぎて、わかりあえないと思って怖かったといい、私も千聖のものすごくストレートな性格にとまどっていたことを打ち明けあった。 でも実際、千聖は私が思っていたほど単純な性格じゃなかったし、私は千聖が思ってるほど難しい人間でもなかった。 それを認め合うことができて、昔よりずっといい関係になれそうだった。 階段から落ちたのはその矢先の出来事だった。私は平静を装っていたけれど、せっかく距離の縮まった千聖がまた別人になってしまったことを恐れた。 まあ、でもそれは杞憂というもので、お嬢様になった千聖とも、こうして打ち解けることができている。 キャラが変わっても、千聖は私の大好きな千聖に変わりはないのだ。 「・・・はい、はい。ええ、じゃあ愛理をお願いしますね。千聖ちゃんにもどうぞよろしく。」 大人たちのお話ももう終わったみたいで、お母さんは「何か手土産を考えないとね」なんて言いながら携帯を返してくれた。 「何かドキドキするよ~千聖んちってどんなんだろう~ケッケッケ」 「お母さんもドキドキ~ケッケッケ」 親子でクネクネする私たちを、男性陣が白い目で見ていたのはご愛嬌。 その日から2日、私は遠足の前日の小学生みたいに、興奮して眠れない日々を過ごした。 何を話そうかな、何て想像しただけで胸がドキドキする。たった一泊させてもらうだけなのに、私はものすごく浮き足立っていた。 そして、お泊り当日。 「愛理、それじゃ千聖ちゃんに迷惑かけないようにね。お土産持った?着替えは?」 「大丈夫だよぅ」 いつもよりだいぶ大荷物の私は、若干よろよろしながら、いつものレッスンスタジオの前でお母さんの車を降りた。 「おはよ、愛理。どうしたのー?荷物多くない?」 入り口でポンと肩を叩かれて、振り向くとえりかちゃんがいた。買い物でもしてから来たのか、たくさんショップバッグを抱えている。 「えりかちゃんこそ、バッグいっぱい。」 「なんかね、買い物してたら似合いそうな服があったからつい買ってきちゃった。・・・千聖に。」 そう言って軽くバッグを撫でるえりかちゃんは妙に優しい顔をしていて、私はどこか釈然としない気持ちになる。 「ふーん・・・そっか」 私の流し目に何かを察知したのか、えりかちゃんは「なっ何その顔は!」と言いながら、ドエームと戦うときみたいなポーズを取った。 「千聖といえば、今日ねえ、私千聖の家に泊まりに行くんだ。」 「へー・・・ってええ!そうなの?な、なぜ?」 なぜ?って。えりかちゃんはお母さんと同じ反応をした。そんなに珍しいことかな? 「だって私たち仲良しだもん。今日はいーっぱいいろんな話するんだーケッケッケ。」 「それは・・・お手柔らかにお願いします。」 今日のえりかちゃんは察しがいい。いろんな話、の中に、自分のことも含まれてるのはわかってくれたらしい。 「そうだ。・・・一個だけ聞かせて。えりかちゃんは、千聖を好き?」 「好きだよ。大好き」 「うん、そか、わかった。ありがとうね。」 えりかちゃんは私の問いかけに、迷いのない目で間髪いれずに答えてくれたから、私はとりあえずこの話を切り上げることにした。あとはラジオの時にでも。 「えり愛理おはよー!」 「おはようございますー」 後ろからご機嫌な舞美ちゃんと千聖の声が追いかけてくる。私たちは歩くのを止めて、犬の兄弟みたいにジャレあう2人を待った。 「うわあウケるー!愛理、家出?とかいってw」 千聖とお泊りまであと数時間。舞美ちゃんにまで大荷物を突っ込まれながら、私の胸のドキドキは高まっていった。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -